くろのしろい日記

たぶんチェス中心に書いていくつもりの日記

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チェスや将棋、囲碁などに運要素は存在するか

時間が過ぎるのは早いものでもう結構前になるかもしれませんがこういう言葉がアニメ界の名言的なものにありました。

チェスなんてただのマルバツゲーム」

ノーゲーム・ノーライフという作品に出てきたセリフです。
完全情報ゲームなんだから必勝手順、必勝法は存在する。○×ゲーム(3目並べゲーム)と似たようなもんだという意味だと思います。

さて、本日はそれに関係するのかしないのかな完全情報ゲームに置ける要素の話題にしましょうかね。

とりあえずとは何か調べました。
とは、その人の意思や努力ではどうしようもない巡り合わせを指す。

チェス界では古くは1920年代の世界チャンピオンのカパブランカがこのような感じの言葉を残していると聞きました。
カパブランカ「強者とは常に幸である

キューバの公用語って何語なのか知らないんですがたぶん現地語での言葉だと思うのでニュアンスが変わってるかもしれないです。
そしてチェス界における、こいつはが良かったんじゃねえの?と言われている出来事に1935年のマックス・エイベvsアレクサンドル・アレヒンの世界選手権(世界チャンピオン決定戦)があります。

詳細を説明すると、下馬評では格が結構下だと思われていた挑戦者マックス・エイベさんだったのですが、超真面目人間だったエイベさんと対比するかのように超不真面目人間だったチャンピオンのアレヒンさんは対局のたぶん前日、豪遊してべろべろに酔っぱらって外で寝てるところを対局当日に連行されて二日酔いとかで体調がボロボロのときに対局したそうな。
もちろんそんな状態で勝てたわけもなくあっさり格下相手に失冠するという事態になったそうです。

いや、アレヒンさんバカだろwwwと思う人もいるかもしれませんがエイベさん視点だとどうでしょう?
盤外のこととはいえ幸と言えるかもしれません。

ちなみにアレヒンさんはその後禁酒して世界チャンピオンに復帰しました。

さっきまでは盤外の幸運の話。では盤内の幸運はあるのでしょうか?
かつて女性最強であり、男女ひっくるめた世界ランク最高8位を記録したユディット・ポルガーさんはこう言ったそうです。
チェスは30%くらいが心理戦。機械にはこれが通用しない。」

チェスをやっている身としては分かります。
心が折れたらどんなにコンピュータ判断の形成がイコールだったとしてもそれを知るすべがないため投了してしまうことはよくあります。

完全情報ゲームだったとしても局面を正しく判断できるスキルや心理状態がないと、それはたちまち不完全情報ゲームへと早変わりしてしまうというわけです。
あのチェスコンピュータディープブルーと戦ったガルリ・カスパロフさんも、1997年の第2局に劣勢ながらよくよく考えれば引き分けに出来た対局を対戦相手のディープブルーが自信満々に指しているように感じたため心が折れて投了してしまいました。
ディープブルーに取ってこれは幸運?

そして、これは機械に起こりえないと思われがちですがこういうのはどうでしょう?
2005年の出来事です。【Pablo Lafuente vs Shredder (Computer)

Shredderとは超強豪チェスエンジンです。つまりコンピュータ
2005年と言えばもうそろそろ世界チャンピオンでもコンピュータ相手に引き分けならともかく勝利はきついだろうと言われていたころ。

その頃で 19...Rfd8 というとられた駒を取り返さなかった大悪手をコンピュータ側が指しました。
ハッシュテーブルエラーというエラーが起きたそうですが、これは人間側に取って幸運とは言えないだろうか?
こういったエラーは同じようなものが人間にも起こりえるとは言えないだろうかと。

仮にそういったエラーが起これば対戦相手にとっては幸運と言えるのか否か。
世界チャンプクラスと言えども大悪手、ブランダーは起こります。このブログでも2回記事書きました。
世界的なチェスプレーヤーの大悪手特集
世界的なチェスプレーヤーの大悪手特集その2

そんな中、チェスはチャンスのゲームだという意見を一度目にしたことがあるんですよね。
1960年代の米ソ冷戦、チェス界ではアメリカ人フィッシャーvsソ連チェスエリート軍団の国家の威信をかけてチェスをしていた頃、ぬるい手に見えた手を指された直後にここがチャンスと見て長考に入ったがいい手が見つからず、焦燥と絶望から倒れた選手がいたことはよく聞きます。

チャンスがあるゲームということは運要素があるってことなのでは?
という当然の発想ですね。

将棋プログラムPonanzaもそうだと聞いたことがあるのですが、チェスプログラムもたぶんそうで、思考段階でいつも初手から同じ手順を指していると対抗策を練られかねないというところから一部ランダム要素のようなものを取り入れてばらけさせていると聞きました。
ランダム要素があるんですよ?偶然自分の得意な戦法に当たったらそれは運が良かったと言えないですかね?

対人間でも同じです。偶然自分の得意な戦法に持って行く人と当たったならそれは運ではなかろうか?
全てを網羅できないゲームだからこそ一部分しか知らなくて、その一部分に偶然当たる。

この手のゲームに置ける運とはそんなもんかもしれない。
運の感じ方は人それぞれ。

対局前のあいさつでしばしばこういう言葉が使われます。
「Good luck!!(ご武運を!!)」

つまり勝つためには知力だけではない。二日酔いで力が出なければ意味がない上に武運も必要かもしれない。
知力、体力、時の運!

面白要素ってそこに集結するんじゃないかと思えてきた(なんだこの結論)。
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バックギャモンに関する時間切迫でのエラー考察

お久しぶりです。今日はバックギャモンに関する記事を書こうと思います。

これはチェスにおいて名手が直感で指した手と長考で指した手の80%くらいは同じ手だっていう感じのこと聞いた気がした(出典見つからず)ので、今回はバックギャモンでちょっと考えてみようということにしました。

ご存じない方もいるかもしれないので注釈を入れておきますと、バックギャモン界には普通のレーティングの他にPR(Performance Rating)、もしくはER(Error Rate)という数値が強さを表すものとして一般的です。

どういったものを数値化しているのかと言いますと、レーティングは実際にどれくらい勝ってるかというのを数値化したもの。
しかし、バックギャモンは実力7に対比して運が3必要なゲームとされています。つまり激運だと実力なくても勝てます。となると実力の部分のみ抽出した数値はないのかということになって生まれたのがPRやERです。

このPR、ERは世界チャンピオンよりも強いとされるコンピュータ自身が算出した最も高確率で勝てる手とプレイヤーが選択した手のギャップからどのくらい悪い手だったかというのを割りだして数値化するものです。

つまり
レーティングは数値が高ければ高いほど強い!
PR、ERは絶対値が低ければ低いほど強い!


ここで絶対値と言ったのはERはマイナスで表記されてることがありますので一応。要するにゼロが究極ですが、世界チャンピオンの望月さんがコンピュータも神ではないと言っていたので過信はしない方がよさそうです。
PRについて→Mochy's Backgammon Today(プロプレイヤー望月の日々バックギャモン)PR 2.0

さて本題に入りましょう。
今日のお昼に10分切れ負け5ポイントマッチと時間無制限5ポイントマッチを5試合ずつやりました。

私のポイントマッチでないいわゆるマネーゲーム(ダブルありの1ポイントマッチみたいなもん)のエラーレートは、バックギャモンエースというスマホアプリの統計で10.769です。たぶん500試合くらいの平均ですね。
IMG_0199.png

上の画像では1000試合近くやってますけど400試合くらいはまだERをはかってくれなかった時代のやつなのでたぶん500くらいです。

ERはバックギャモンエースだと
00.0 ~ 02.5 (Supernatural) → 神秘的領域
02.5 ~ 05.0 (WorldClass)  → 世界クラス
05.0 ~ 07.5 (Expert)     → 専門家
07.5 ~ 10.0 (Advanced)   → 上級者
10.0 ~ 12.5 (Intermediate) → 中級者
12.5 ~ 15.0 (CasualPlayer) → 気軽なプレイヤー、いわゆるエンジョイ勢
15.0 ~ 17.5 (Beginner)   → 初心者
17.5以上 (Awful)       → これはひどい
という区分だそうです。

さて、こんな感じの実力の私が5ポイントマッチに挑戦しました。
まずは時間無制限の場合の5ポイントマッチ×5試合の平均ERは10.46でした。


次に持ち時間10分(時間切迫状態)の場合の5ポイントマッチ×5試合の平均ER13.74・・・

つまり
(13.74-10.46)÷10.46×100=31.35755258126195・・・
31%もエラー増えました!

これって勝率にしてどのくらい下がったと言えるのでしょうかね?よくわかりません。
この計算に果たして意味があるのかもよくわかりません。
そしてサンプル少ないです。これから頑張ってサンプル増やしていけたらいいんですがね。

その前に・・・誰か・・・誰か私にエラーレートの正しい知識をください・・・(XG買え)
どれだけ増えたら勝率どのくらい下がるのかとか知りたい。

世界的なチェスプレーヤーの大悪手特集その2

今日も有名そうなチェス棋士がやってしまったブランダー(大悪手)を特集したいと思います。
あれですね。たくさんあるのかと思いきや調べてみるとグランドマスターの大逆転ブランダーっていうのはかなり少ないです(あたりまえだ)。

なんというか弱り目に祟り目というか、すでに劣性かな~?という場面や優劣ないだろうな~というような時点でのブランダーはちょくちょく見かけますね。

まずは1883年ロンドントーナメントにて、白ミハイル・チゴリン選手対黒ヘンリー・エドワード・バード選手です。やってしまったのは白チゴリン選手ですね(また貴殿かw)。

27...Na6の場面。
Mikhail Chigorin vs Henry Edward Bird 1883年

さて、上の図で白の手番です。ここで黒はマイナーピース1つ丸々得していますがポーンは2つ損、ナイトを移動させることによってa8のルークの出撃体制が整いましたがh8にいるルークは全く働かずないのと同じような状況、a6にいるナイトもほとんど何もできません。白はルークでcポーンを取れば連結パスポーンもできますしさらに差は開いて白が勝つ可能性は高くなることでしょう。

コンピュータ(Stockfish 4)の評価では+4.24(ポーン4.24個分の白優勢)の大優勢です。




しかし!


そうはならなかったのです!

では本譜からはチゴリン選手からどんな手が飛び出したのか。


・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・28.Bd3??

何が起こったのか。ルークをタダで捨ててナイトを攻撃しようとしました。
つまり本譜ではもちろんこの後、28...Nxc7となります。

ポーンが2個多いもののマイナーピース1個と攻めの要だった最重要のルークをタダで失い、コンピュータ評価では-10.20(ポーン10.2個分の黒優勢)の白大劣性です。
このまま、なす術なく白チゴリン選手は直後にリザイン(投了)しました。

あちゃー。
本譜(Mikhail Chigorin vs Henry Edward Bird



次いきましょうか。
1929年カールズバッドトーナメントにて、白フリードリヒ・サミッシュ選手対黒ホセ・ラウル・カパブランカ選手です。やってしまったのは黒カパブランカ選手ですね。

9.Bd3の場面。
Friedrich Saemisch vs Jose Raul Capablanca 1929年

さて、上の図で黒の手番です。まだまだ序盤でできうる手が多そうですがキャスリングでもしていれば間違いは少なそうです。
コンピュータに聞いてみたところ他にはNa5などでc4にあるポーンを狙うのも良い手になるのではないかということでした。

優劣についてはコンピュータに聞くまでもなく互角で、ほぼイコールでしょうね。




しかし!


そうはならなかったのです!
では本譜からはカパブランカさんからどんな手が飛び出したのか。




・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・9...Ba6??

何が起こったのか。続けて本譜を見てみましょう。
10.Qa4とビショップとナイトのフォークです。

一応この瞬間は本譜の通り10...Bb7で受かっているように見えますが・・・。
11.d5でナイトがタダです。

c4のポーンを狙う発想はよかったみたいですが、やり方を間違えてしまいました。
本譜はまだまだ対局が続きますが、なす術なく黒カパブランカさんは敗北しました。

あちゃー。
本譜(Friedrich Saemisch vs Jose Raul Capablanca



今日はこの2つで終わりにしておきましょうかね。これを見てファンになったという方がいらっしゃれば幻滅したという方もいらっしゃると思います。私は人間らしいところが見られてちょっと嬉しくなったりしますがw

「続きを読む...」以降はいつものように選手の紹介を書きたいと思います。ではまた次回。

[ 2014/08/09 21:57 ] マスターの悪手 | TB(0) | CM(0)

世界的なチェスプレーヤーの大悪手特集

有名っぽいやつばかりなので知っている方は知っていると思いますがチェス棋士のやらかしてしまったうっかり失敗してしまった棋譜を紹介していきます。

まずは1892年第4回世界選手権大23局、白挑戦者ミハイル・チゴリン選手VS黒チャンピオン、ヴィルヘルム・シュタイニッツ選手です。

31...Rcd2 の場面。
チゴリンVSシュタイニッツ1892年

さて、上の図では白の手番です。ここで黒はセブンスランク(セカンドランク)を2つのルークで占領しているものの白はナイト1つ得、黒のビショップは動きが制限されクイーンサイドのポーンも危機に瀕しています。
このまま 32.Rxb7 とすればピースアップの濃度が濃くなって白が勝つ可能性はさらにアップすることでしょう。
コンピュータ(Stockfish 4)の評価では +3.30 の大優勢です(ポーン3.3個分の白優勢)。



しかし!



そうはならなかったのです!

では世界選手権の本譜ではチゴリン選手からどんな手が飛び出したのか。


・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・ 32.Bb4??

どういうことか。今までキングの頭のh2ポーンを守っていたビショップを動かしてしまいました。
つまり本譜ではこの後 32...Rxh2+ で、その直後投了となりました。投了図以下は 32.Kg1 Rdg2# までのチェックメイトです。

あちゃー。
棋譜(http://www.chessgames.com/perl/chessgame?gid=1036366


次です。
1956年世界選手権挑戦者決定トーナメント、白チグラン・ペトロシアン選手VS黒ダヴィット・ブロンシュテイン選手の対局。

35...Nf5 の場面。
ブロンシュテインVSペトロシアン1956年

上の図で白の手番です。駒得こそありませんが黒のビショップが閉じ込められ、それによって片方のルークも閉じ込められる形になってしまってるのに対し、白は中央で2つのナイトが威張っている状態で、ルークもよく働いているのでポジションの利が圧倒的に白にあります。
とりあえずクイーンにナイトの効きが当たっているのでそれを避けた後、難しいですがおそらくじわりじわりと抑え込むようにスペースを生かして指していけば勝つ可能性はさらにアップすると思われます。
コンピュータの評価では+4.00の大優勢です。



しかし!



そうはなりませんでした!

では本譜ではペトロシアン選手からどんな手が飛び出したのか。


・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・36.Ng5??

どういうことか。クイーンをタダで捨ててしまいました。
つまり本譜ではこの後 36...Nxd6 となります。このあと何かあるのかと思いきや即座に投了となりました。

あちゃー。
本譜(http://www.chessgames.com/perl/chessgame?gid=1033916




今日のところは、この2つだけにしておきましょう。世界的なプレーヤーでさえもうっかりミスがあり得るのですね。
(そりゃあ私のうっかりミスがなくならないわけだ・・・)

もちろんまだまだ世界的なプレーヤーのミスはたくさんあります。やはり人間だから仕方ないなあと思うものが多いですね。特に舞台が舞台ですから緊張とか負けられない焦燥とかあると思います。気が向いたらまたアップするかもしれません。

[ 2014/05/27 21:46 ] マスターの悪手 | TB(0) | CM(2)
 
プロフィール

chlorine

Author:chlorine


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