くろのしろい日記

たぶんチェス中心に書いていくつもりの日記

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チェス(と、おまけで将棋)における先手の勝率データとは

チェスは基本的には先手有利なゲーム。
そう記憶している人は多いのではないでしょうか?今日はデータをご用意しました。

ニコニコ生主をやっていてチェス放送頻繁にしてて、質問あればどうぞと口癖のように言って回ってる私には「どうせ先手が勝つゲームなんでしょ?あんまりやる気しない。」というような内容の質問はよく来ます。
(妙に喧嘩腰の感じの質問の仕方の人も多いです。)
というか「チェスやってたらモテますか?」という質問に並んで一番多い質問の一つかもしれないですね。



しかしながらそれは本当でしょうか?





はっきり言わせてもらうとモテません。彼女募集してm(以下略

そうではなく。先手が有利というのは真の話かということですね。
今日のテーマはそこです。そしてそれは果たしてゲームとして欠陥たりえるのかという話もコメントかどこかでしていってくれたら(意見を聞かせてくれたら)私はありがたいと思っています。


そもそもなぜチェスをろくにやらない人(決めつけてごめんなさい)がチェスは引き分けや先手勝率が高いことを知っているのでしょうか?

話を聞く限り、

の情報を筆頭に。
スタイン流【チェスでの勝率】http://stein2007.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_7294.html
など、もしくはこの2つを引用したほかのブログなどが情報源だったようです。

例えば上の動画の内容は素晴らしいと思いますが、一方「チェスは白が非常に勝ちやすい」「黒は引き分けが取れれば御の字」とまで断言してしまっています。これは知らない人が聞いたら相当な差に聞こえそうです。

下の記事は世界選手権に限った話をしてしまっていますね。選手権マッチは世界最高峰の技量の近い2人が、数か月の対敵準備をした上で、相手より1点上回ることを目標に戦う。とのことだそうなので、引き分け率が上がりそれにつられて先手の勝率が高くなったように見えるようになったのではないかと。
チェス用語小辞典のドロー発生率の項目より。)
(一定のレベル以上になればどのレベルでも白の引き分けを除いた純粋な勝ち率は黒の純粋な勝ち率に比べて10%高いっぽいから、つまり引き分け率が高くなると白勝ちの濃度が濃くなる?)




さて、実際のところはどうなんでしょうか。データを見てみます。
First-move advantage in chess From Wikipedia
によると、統計され始めた1851年から一貫して白(先手)は52%~56%のスコアを決めている。白の勝率は人間対人間であっても機械対機械であってもほぼ同じである。

と最初にあります。注釈にwinning percentageと書いてあるのでスコアは勝率と訳しますが、白の勝率は52%~56%のようですね。さらに注釈を読み進めるとこう書いてあります。
>白の全体的な勝率は引き分けのゲームの半分をプラスされることによって計算されます(引き分けは0.5勝とされる)。もし、100ゲームして白40勝28敗32分だった場合、白の勝率は40プラス32の半分です(つまり56%)。

逆に言えば黒の勝率もこの計算方法があてはめられるため、例でいうと28プラス16の黒の勝率44%です。
最初に戻りましょう。白の勝率52%~56%、つまり黒の勝率44%~48%です。


・・・これってそこまで先手有利か?

最近の統計を見てみましょう。
Chessgames.comというチェスの棋譜のデータベース(70万局くらいなのでもしかして少ない?)では2013年時点で白の純粋な勝ち率37.4%、黒の純粋な勝ち率27.4%、引き分け率35.2%で白の勝率55.0%(つまり黒の勝率45%)となってるらしいです。これはほぼ全部マスタークラスの方々の棋譜だと思います。

他の時代や他の場所の統計を見ても例えば最近のコンピュータのレーティング戦の統計だと

CCRL 40/40 Rating List July 26, 2014
White wins: 35.2%, Black wins: 25.9%, Draws: 38.9%, White score: 54.6%, Black score : 45.4%

CEGT 40/4 Rating List 26 Jul 2014
White Wins : 39.5%, Black Wins : 29.4%, Draws : 31.1%, White score : 55.1%, Black score : 44.9%

など(検索してみて上位に出てきた)どちらをみても勝率はあまり変わりませんね(別々のレーティング戦なので勝率が異なる)。


やはりミソとなるのは引き分けが0.5勝と換算される部分でしょうか。
将棋をやってらっしゃる方々はここが釈然としないそうです。調べてみると無理もないですね。将棋は引き分けを勝負のスコアに含めることがめったにないそうです。
対してチェスの場合引き分けも立派な記録です。なかったことにはなりません。
うーん。将棋勢の方はチェスの決まりに慣れてください・・・としか言えませんが。




さて、チェスの先手(白)の勝率は55%、後手(黒)の勝率は45%ということが分かりました。
しかし、純粋な先手の勝ち率と純粋な後手の勝ち率を比べてしまうと、世界選手権だと先手の勝ちが後手の勝ちの倍以上だひょえ~となってしまっています。

これはゲームとしてどうなのでしょう。というのが本日の2つ目の議題。
もうまるっきり受け売りで悪いのですが、チェス用語小辞典(英和)によると、それでも面白さは保たれるであろうということらしいです。

この方(西村さん)はチェスでは「先番の利」が「ドローの幅」とうまく釣り合っているという見解らしいです。
言われてみると確かに釣り合っているからこその勝率55%だと思いますし、上記先手の勝ちが後手の勝ちの倍以上だからゲームとして破たんしていると言ってた方が複数人いましたがどうしてもそうは思えません。

このあたりは私一人で結論は出せそうにないので気が向いた方コメントかツイッターあたりで見解を聞かせてくれたらと思います。



まあ、そもそもこれはマスタークラスの方々が心配すべきことであって我々素人があれこれ言うべきではない気もしますけどね。
なぜそう思うのか。こちらの画像を見てください。
Live chess players

これはchess.comというオンライン対戦チェスサイトの統計です。
つまり素人レベルの勝率の統計と言っていいと思います。
GMやIMなども交じってますが、いわゆるガチ勢はICCに行く人が多いと思うんで比較的ライトユーザーの方々ですね。

さっきまではマスターレベルの話でしたが今度は違います。白の勝率?黒の勝率?大して変わらないのでは・・・?引き分けも意外と少ないよ?
まあ、言いたいことはあれです。プロ級の統計見てやるかどうか決めないでまずやってみようよ。無料で始められるんだしさ。ということでした。

追記に続く
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