くろのしろい日記

たぶんチェス中心に書いていくつもりの日記

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世界的なチェスプレーヤーの大悪手特集その2

今日も有名そうなチェス棋士がやってしまったブランダー(大悪手)を特集したいと思います。
あれですね。たくさんあるのかと思いきや調べてみるとグランドマスターの大逆転ブランダーっていうのはかなり少ないです(あたりまえだ)。

なんというか弱り目に祟り目というか、すでに劣性かな~?という場面や優劣ないだろうな~というような時点でのブランダーはちょくちょく見かけますね。

まずは1883年ロンドントーナメントにて、白ミハイル・チゴリン選手対黒ヘンリー・エドワード・バード選手です。やってしまったのは白チゴリン選手ですね(また貴殿かw)。

27...Na6の場面。
Mikhail Chigorin vs Henry Edward Bird 1883年

さて、上の図で白の手番です。ここで黒はマイナーピース1つ丸々得していますがポーンは2つ損、ナイトを移動させることによってa8のルークの出撃体制が整いましたがh8にいるルークは全く働かずないのと同じような状況、a6にいるナイトもほとんど何もできません。白はルークでcポーンを取れば連結パスポーンもできますしさらに差は開いて白が勝つ可能性は高くなることでしょう。

コンピュータ(Stockfish 4)の評価では+4.24(ポーン4.24個分の白優勢)の大優勢です。




しかし!


そうはならなかったのです!

では本譜からはチゴリン選手からどんな手が飛び出したのか。


・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・28.Bd3??

何が起こったのか。ルークをタダで捨ててナイトを攻撃しようとしました。
つまり本譜ではもちろんこの後、28...Nxc7となります。

ポーンが2個多いもののマイナーピース1個と攻めの要だった最重要のルークをタダで失い、コンピュータ評価では-10.20(ポーン10.2個分の黒優勢)の白大劣性です。
このまま、なす術なく白チゴリン選手は直後にリザイン(投了)しました。

あちゃー。
本譜(Mikhail Chigorin vs Henry Edward Bird



次いきましょうか。
1929年カールズバッドトーナメントにて、白フリードリヒ・サミッシュ選手対黒ホセ・ラウル・カパブランカ選手です。やってしまったのは黒カパブランカ選手ですね。

9.Bd3の場面。
Friedrich Saemisch vs Jose Raul Capablanca 1929年

さて、上の図で黒の手番です。まだまだ序盤でできうる手が多そうですがキャスリングでもしていれば間違いは少なそうです。
コンピュータに聞いてみたところ他にはNa5などでc4にあるポーンを狙うのも良い手になるのではないかということでした。

優劣についてはコンピュータに聞くまでもなく互角で、ほぼイコールでしょうね。




しかし!


そうはならなかったのです!
では本譜からはカパブランカさんからどんな手が飛び出したのか。




・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・9...Ba6??

何が起こったのか。続けて本譜を見てみましょう。
10.Qa4とビショップとナイトのフォークです。

一応この瞬間は本譜の通り10...Bb7で受かっているように見えますが・・・。
11.d5でナイトがタダです。

c4のポーンを狙う発想はよかったみたいですが、やり方を間違えてしまいました。
本譜はまだまだ対局が続きますが、なす術なく黒カパブランカさんは敗北しました。

あちゃー。
本譜(Friedrich Saemisch vs Jose Raul Capablanca



今日はこの2つで終わりにしておきましょうかね。これを見てファンになったという方がいらっしゃれば幻滅したという方もいらっしゃると思います。私は人間らしいところが見られてちょっと嬉しくなったりしますがw

「続きを読む...」以降はいつものように選手の紹介を書きたいと思います。ではまた次回。
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[ 2014/08/09 21:57 ] マスターの悪手 | TB(0) | CM(0)

世界的なチェスプレーヤーの大悪手特集

有名っぽいやつばかりなので知っている方は知っていると思いますがチェス棋士のやらかしてしまったうっかり失敗してしまった棋譜を紹介していきます。

まずは1892年第4回世界選手権大23局、白挑戦者ミハイル・チゴリン選手VS黒チャンピオン、ヴィルヘルム・シュタイニッツ選手です。

31...Rcd2 の場面。
チゴリンVSシュタイニッツ1892年

さて、上の図では白の手番です。ここで黒はセブンスランク(セカンドランク)を2つのルークで占領しているものの白はナイト1つ得、黒のビショップは動きが制限されクイーンサイドのポーンも危機に瀕しています。
このまま 32.Rxb7 とすればピースアップの濃度が濃くなって白が勝つ可能性はさらにアップすることでしょう。
コンピュータ(Stockfish 4)の評価では +3.30 の大優勢です(ポーン3.3個分の白優勢)。



しかし!



そうはならなかったのです!

では世界選手権の本譜ではチゴリン選手からどんな手が飛び出したのか。


・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・ 32.Bb4??

どういうことか。今までキングの頭のh2ポーンを守っていたビショップを動かしてしまいました。
つまり本譜ではこの後 32...Rxh2+ で、その直後投了となりました。投了図以下は 32.Kg1 Rdg2# までのチェックメイトです。

あちゃー。
棋譜(http://www.chessgames.com/perl/chessgame?gid=1036366


次です。
1956年世界選手権挑戦者決定トーナメント、白チグラン・ペトロシアン選手VS黒ダヴィット・ブロンシュテイン選手の対局。

35...Nf5 の場面。
ブロンシュテインVSペトロシアン1956年

上の図で白の手番です。駒得こそありませんが黒のビショップが閉じ込められ、それによって片方のルークも閉じ込められる形になってしまってるのに対し、白は中央で2つのナイトが威張っている状態で、ルークもよく働いているのでポジションの利が圧倒的に白にあります。
とりあえずクイーンにナイトの効きが当たっているのでそれを避けた後、難しいですがおそらくじわりじわりと抑え込むようにスペースを生かして指していけば勝つ可能性はさらにアップすると思われます。
コンピュータの評価では+4.00の大優勢です。



しかし!



そうはなりませんでした!

では本譜ではペトロシアン選手からどんな手が飛び出したのか。


・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・36.Ng5??

どういうことか。クイーンをタダで捨ててしまいました。
つまり本譜ではこの後 36...Nxd6 となります。このあと何かあるのかと思いきや即座に投了となりました。

あちゃー。
本譜(http://www.chessgames.com/perl/chessgame?gid=1033916




今日のところは、この2つだけにしておきましょう。世界的なプレーヤーでさえもうっかりミスがあり得るのですね。
(そりゃあ私のうっかりミスがなくならないわけだ・・・)

もちろんまだまだ世界的なプレーヤーのミスはたくさんあります。やはり人間だから仕方ないなあと思うものが多いですね。特に舞台が舞台ですから緊張とか負けられない焦燥とかあると思います。気が向いたらまたアップするかもしれません。

[ 2014/05/27 21:46 ] マスターの悪手 | TB(0) | CM(2)
 
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